中華民國;臺
Chung-hua Min-kuo / Republic of China

水尾
(日本統治時代名:新館温泉)

北部:台北県萬里郷豐漁村

紅葉温泉旅社、全景

「舊金山総督館温泉」

日本統治時代の1939年、台北市内につくった台湾総督府の余剰資材を使ってつくられた温泉会館。当時の名前は「新館」と呼ばれていた(新館温泉)。台湾総督・高級官吏や権力者の為の温泉だった。

国民党が台湾に来ると新館は国民党軍の海防要塞になり、温泉は使われなくなった。国民党軍が撤収したあとはしばらく放置されたが、2002年に「舊金山総督館温泉」として大改装(2階建て→3階建てに大増築)して再オープンした。

1階に建築当時の浴室(1000元!)、源泉から直結した露天風呂、源泉の熱を利用した蒸気サウナ、真水のプールがある。2〜3階は個室浴場とレストラン、屋上=4階に展望露天風呂がある。なおオリジナルの建物は2階建てだった。

鉄など鉱物が多いため、湯船を赤く染めている(タオルも染まる!)。身体が鉄臭くなるよ。

*

男女別の公共浴室「豊漁地区公共浴池」

漁港(海)に流れる川沿いに社寮社区公共浴池がある

丁度、お湯換えの時間だった・・・

*

足湯が楽しめる「親水公園」

源泉が出たばかり
(時間が経つと黄金色に変色する)

漁港


◆営業時間、料金
舊金山総督館温泉:10:00〜22:00(日・祝は9:00〜)、500元。
■豊漁地区公共浴池/
親水公園:24時間、無料

◆歴史
金山温泉(金包里温泉)より古くからある温泉。日本統治時代の1939年に温泉会館「新館」がつくられると繁栄した。だが国民党が台湾に来ると新館は国民党軍の海防要塞、一帯は軍用地になる。国民党軍が撤収したあとはしばらく放置されたが、2002年に新館は「舊金山総督館温泉」として大改装(大増築)して再オープンした。

※日本統治時代:1895年6月〜1946年5月(実質的には1945年10月)。

場所・行き方
台北駅より国光客運のバスで金山または金山青年活動中心下車。水尾漁港方面に徒歩15分。
泉質など

酸性硫黄泉(台湾唯一の海水ハロゲン湯)、pH7
源泉の温度は80〜90度。無味無臭だが強烈な酸味と仄かな塩味があり、身体が鉄臭くなる。消炎殺菌と美肌効果あり。

ロケーション:★★★
水尾漁港入口に湧く。舊金山総督館温泉の4階の露天風呂からだと、漁港と海が見渡せる。足湯の親水公園もいい感じ
お湯のかんじ:★★☆
源泉が酸化して酸化鉄の成分を生じ黄金色になる。
全体のかんじ:★★★
漁村の温泉。




---------------------------
2008年1月末@入浴
---------------------------



2008年1月のレート:1 TWD(Taiwan Dollar)= 3.3 JPY


inserted by FC2 system