中華民國;臺
Chung-hua Min-kuo / Republic of China

瑞穂
日本統治時代名;外温泉

東海岸:花蓮縣瑞穂郷紅葉村

屋外露天風呂

瑞穂温泉旅社の露天風呂

鉄質を含んでいるため、空気に触れると酸化して淡い黄色に変わる温泉。多少塩辛く鉄錆びの匂いがする。湯温は48度、台湾唯一の炭酸塩泉。「男児出産が出来る湯」で有名。

花蓮市と台東市の中間に位置する温泉。台灣の先住民族タイヤル族、アミ族の集落の境界線上にある。盆地内の虎頭山南麓にある、のどかな1軒宿の温泉。

水着着用の露天風呂がひとつ。浴槽は大きく大人が15名ほど入れるくらいの広さがある。やや熱めの湯なので、浴槽の縁に座って会話に弾むことが多い。浴槽の上には、木々の葉などが落ちてこないように、黒い網を張っている。

内湯、個室

内湯

内湯(個人風呂)は木造建築。2人用が6つくらい、3〜4人用が2つある。浴槽は、内側がタイル貼り・外側と縁は木貼り。壁と天井の間に1m程の空間があるため、空気が籠もらずに快適に入浴できる。内湯には水道はあるが、シャワーはない。露天風呂横に“シャワー室”がある。更衣は浴室内で。

◆営業時間、料金
公共浴場はない。立ち寄り湯は瑞穂温泉旅社にて。露天風呂は80元、個人風呂は100元?ただし宿泊者は無料。日式(和式)の角部屋(12畳程度)だと、2人で泊まって400元/1名。
露天風呂:8:00〜24:00、内風呂:8:00〜23:30

◆歴史
日本統治時代に日本人が開発。1919年には公衆浴場もつくられていた。瑞穂温泉旅社は警察療養所として建てられた。その時代の建物(推定80余年前に建造)は、道路から玄関に向かって左側にあり、宿泊出来る。

※日本統治時代:1895年6月〜1946年5月(実質的には1945年10月)

場所・行き方
鉄道の東部幹線(花東線)「瑞穂站」下車。站から瑞穂温泉まで約4キロ弱。タクシーに乗ると150元、約10分。標識がきちんとされているので、元気があれば徒歩でも行けるが、なだらかな上り坂の連続。公共バスを使う場合、瑞穂站から2分ほど歩いた中華路にある「花蓮客運バスターミナル」から出るが、終バスは18時頃。
泉質など
含鉄炭酸ナトリウム塩化物強塩泉(炭酸塩泉)、台灣唯一の泉質とのこと。源泉の温度は48度。やや赤身がかかった黄褐色(湧きだしている時は、透明に近い黄褐色。風呂桶から下水に流れる時は、やや濁った土色になる。→空気に触れると酸化して褐色になる)で、湯の花が浮いている。匂いも味も鉄っぽいが不快ではない。日本の有馬温泉《金泉》と泉質等が似ている。過敏性皮膚病や関節炎に効果あり。
ロケーション:★★☆
山の渓谷で清々しい。夜は静か(カラオケ客がいなきゃね)
お湯のかんじ:★★★
鉄臭い、お湯は実になめらか。めちゃめちゃ暖まります。有馬温泉の「金の湯」によく似ている。皮膚病や関節炎に効果あり。
全体のかんじ:★★☆
施設はそこそこ充実。露天風呂の周辺が無機質なのが残念だが、湯船は広々していていい感じ(秘境の中の温泉、という感じはしない)

瑞穂温泉旅社、全景

瑞穂温泉旅社も日本統治時代の建築物
(かつての警察療養所)

日本の古い民宿のトイレと同じ



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2002年4月末@入浴
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2002年4月のレート:1 TWD(Taiwan Dollar)= 3.79 JPY


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