《People's Republic of China》

撮影場所:黒龍江省ハルピン太陽島、住宅街の「公共厠所」
便器の形状:しゃがみ式
素材:
木製
構え方:
通路側に向いてしゃがむ
尻の洗浄:
紙拭き式。紙なし、紙屑入れなし
排泄物の処理:
放置(→全房共通の下水溝→汚物漕)
隠蔽度:
区分け式。《仕切壁》高さ約150cm /《扉》なし
男女の区別:
男女別
料金:
無料

(矢印)男女共通の汚物貯蔵槽

◆地元民専用の公共厠所。
矢印は、男女共通の汚物貯蔵槽。村人が時々回収して土糞(肥料)にしているそうです。

■太陽島

19世紀末まで小さな漁村にすぎなかったハルピンは、帝政ロシアの支配下になる。東清鉄道の建設(清朝と帝国ロシアの不平等条約によって開始)で、人口は急激に増え、近代都市として発展する(日露戦争が始まった1904年頃から日本人の人口が増えた)。

20世紀初頭、ハルピン市内には、中西文化が融合した中華バロック、欧風建築(シベリヤ、イスラム、ビザンチン、ゴシック、アール・ヌーヴォー・アールデコ、モダニズムなど)が数多く建てられ、東方のモスクワ、東方の小パリなどと呼ばれた。

松花江の北岸にある太陽島は、かつてはロシア人の別荘が建ち並んでいた中国有数の避暑地だった。現在も、木材を多用したシベリヤ様式の名建築物が残っている。







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