《People's Republic of China》
客家土楼《多角楼》のトイレ 客家とは、3世紀頃から18世紀にかけて、華北(黄河流域、中原あたり)から中国南部(廣東省・福建省・江西省など)に移住した“漢族”の子孫をさす。一族郎党が結束して暮らしたために「独特の習俗と言語(客家語、北方中国語系)」を保つ。 移住地には既に人が住んでいたため、移住してきた客家人は、人が住んでいない山奥や辺境地に住まざるを得なかった。しかし廣東省の丘陵に住んでいる客家人の土楼は、風水を重視し、そこそこ防衛出来る楼が多い感じ。平屋もしくは2階立ての楼が主流。 便所は実に簡素な造りで、家の裏ではなく中央の広場付近側に設置されることが多い。
かつてはかなりの家族が住んでいたそうだが、半分廃墟みたいになっていて、現在は数家族が住んでいるだけ。ただし、老人ばかりではなく子供も若いネーチャンも住んでいる。 排泄物はまめに処理しないため、臭気が籠もる(死んだ)。
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