《People's Republic of China》

撮影場所:チベット自治区ラサのポタラ宮
便器の形状:しゃがみ式

「縦溝便器」、板状キン隠付き

素材:
《便器》木製、《床》土間
構え方:
厠の出入口に向かって構える
尻の洗浄:
紙拭き式。紙なし、紙屑入れあり
排泄物の処理:
放置式。ぽっとん式(→空中散布
隠蔽度:
大部屋。《仕切壁》なし /《扉》なし
男女の区別:
男女別
料金:
無料

チベット仏教寺院のトイレはとても広うございます。

便器っぽいものがありますが、規則正しく並んでいるワケではありません。

ポタラ宮が建つラサは平均標高3,658m。1月の平均気温−2.2度、7月の平均気温15.1度。ポタラ宮は宮殿というより、山の斜面にそびえ立つ切り立った城塞なので、トイレがある上層階の標高は4,000m近くあるはずです。

ポタラ宮のトイレは上層階「北側」の「突き出た」ところにあります。宮殿にはトイレが5、6カ所あります。建前は、いずれもくみ取り式(実際は空中散布)。落差が最大なのは便座から“便槽”まで50-60m(20階建てのビルに相当する高さ)です。

「約4,000m近い標高+北側」にあるため、放出物は瞬間冷凍と思われます。匂いもないと思われます。落差が小さい便所でも、排泄物が着地するまでおよそ15m以上!あると思われますが、ポタラ宮の北壁の上昇気流がぐるぐるしており、事実上、空中散布されます。

それでも便所のある北壁は黒く汚れているのが確認できますが、高所ゆえ(?)ニオイがしません。便器からは冷風が吹き上げてきますので、股間はめちゃくちゃ寒いです。






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