《Islamic Republic of Iran》 ハタミ師のホームページ:http://www.president.ir/
1997年5月23日、ラフサンジャニ大統領の任期満了につき、イラン大統領選挙が行われた。保守派による立候補者事前審査を通過した4名が、正式に立候補した。だが事実上、宗教法学者集団の保守派《ナテクヌーリ》 vs 改革派《ハタミ》 の一騎打ちだった。 選挙ポスター ●中央の黒いターバンの人が、国民の支持を集める改革派《ハタミ》元イスラム指導相 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 《保守派=宗教法学者の広告付きの市バス、テヘランにて》 ◇ 《圧勝したハタミ師》 4候補者とも、故ホメイニ師と現最高指導者ハメネイ師と抱き合わせのポスター、尊敬を集める宗教法学者との抱き合わせポスターが多かった。 【開票結果】投票権:15才以上の国民 ◎《ハタミ》元イスラム指導相(改革派)=約2,008万票(得票率69.1%) ◇ セイエド・モハンマド・ハタミ師 Seyyed Mohammad KHATAMI 1943年、ヤズド州アルダカーン生まれ。預言者ムハマンドの血筋。 独ハンブルグ・イスラム・センター所長(1978〜79)、アルダカーン区選出第1期国会議員(1980〜82)、ケイハーン新聞社におけるホメイニ師名代(1981〜89)、第1次〜第3次ムサヴィ内閣文化・イスラム指導相(1982〜89)、 文化革命最高評議会メンバー(1983〜 )、 第1次ラフサンジャニ内閣文化・イスラム指導相(1989〜92)、ラフサンジャニ大統領文化担当顧問、国立図書館長(1992〜97)、イラン・イスラム共和国大統領(1997〜 ) 2女1男の父親。ペルシア語、アラビア語、ドイツ語、英語 が話せます。 以上、日本国外務省発表 ◇ 2005年6月25日の第9期イラン大統領選挙 大統領職を2期を勤め、任期満了したハタミ氏に次期大統領に選ばれたのは、イスラーム原理主義者的な保守強硬派で、テヘラン市長のマフムード・アハマディネジャド氏(49)だった。 下馬評ではアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ最高評議会議長(70)だったが、得票率は62%対36%で大敗した(全国の投票率は60%)。ハタミ大統領に近いキャルビ氏は3位だった。 2005年8月3日、イラン新大統領にアハマディネジャド氏が就任した。就任式典では「アメリカを強く批判」する一方で、核の平和目的での使用の権利を訴えた。
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