《Kingdom of Nepal》

タイトル:ペワ湖湖畔の水汲み場
撮影場所:ポカラ、レイクサイド南

ポカラは、北のチベットと南のインドの重要な交易地だったため、菩提樹が多く植えられている。インド菩提樹 asvattha とベンガル菩提樹(バニヤン/榕樹)が対になって植えてある、方形の休憩場《チョウタラ》付近に、水汲み場があることが多い。

仏教以前から、インド菩提樹とベンガル菩提樹 nyagrodha(バニヤン樹)とともに、聖なる樹として崇拝されていた。

インド菩提樹 asvattha は、根・幹・葉が、ヒンドゥ教の3大神(シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマン)を象徴すると言われ、またブラフマン神と同一視される。ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーが住むとも言われる。葉は薄くて丸い。釈迦はこの木の下で悟りを開いた、とされている。

ベンガル菩提樹(バニヤン樹)は、幹が太く生命力が強いため、この気の根本には、シヴァ神を象徴するシヴァ・リンガの像を置く。ヴィシュヌ神の化身クリシュナは、この葉をコップに使った。またブラフマン神と同一視される。葉は厚くて細長い。釈迦は悟りを開いたあと、瞑想をしたとも伝えられる。







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