《United States of America》
アメリカの著名な消費者問題活動家 Ralph Nader 氏は、前回の2000年の大統領選挙では、「緑の党」United States Green Party から立候補者した。理想主義者すぎたあまり支持を得られなかったが、民主党支持者の票を食い、支持率は4〜5%だった。焦点のフロリダ州では民主党ゴア候補の得票を上回る9万票以上を獲得(総計290万票)したため、民主党ゴア候補者の敗戦の一因になったとも言われる。 今回は主立った支持基盤はなく無所属として立候補した。支持者は、政党政治に嫌気がさしてきたリベラル層やマイノリティ。彼の政策は、比較的民主党に近い。 民主党幹部は Ralph Nader 氏の立候補で、また共和党ブッシュ大統領が勝ってしまう「悪夢」を危惧して「立候補すんなよ〜」と言い続けていた。 2004年3月、AP通信が4日発表したアメリカ世論調査で、 Ralph Nader 氏が6%の支持を集めたが、前回のような支持拡大はなく、支持率はじり貧。直前の10月のアメリカ世論調査では0.8%にまで落ち込んだ。 2004年大統領選挙は「惨敗」で終わった。
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