《Islamic Republic of Iran》

タイトル:初等小学校の壁画
撮影場所:シラーズのイミグレーションオフィスの近く

女子はベール姿でする


イランの学校制度

私立、イスラーム自由大学、通信教育大学は、有料。他は無料。一般的な勉学コースのほか、幼稚園、特別教育(障害児および天才向け)、識字教育(文盲の成人向け)、教員養成課程(中等教育卒業以上)、専門学校がある。

識字率については、都市部と農村部に開きがある。辺境のバルチスターン州では男女平均値50.3%だが、首都テヘラン(テヘラン州)では85.1%。全国平均では、男性80.4%、女性67.1%、平均74.1%、になっている。

●初等学校(小学校)
ヒュジュラ歴の7月1日に満6歳に到達すると、学齢年齢と見なす。5年間の義務教育。

●進路指導教育(中学校、1992年より新設)
11歳より3年間。卒業近くに、理論教育・技術・職業・工業のいづれかに進路を決めなくてはならない。

●中等教育(高校)
14歳以上。期間は4年間。1年目は(1)文系と、(2)理系に分かれる。2〜3年目では、(1)では文化・文学専攻と、社会・経済専攻に分かれる。(2)では数学・物理専攻と、実験科学専攻に分かれる。3年を修了した時、大学進学組と就職組に分かれる。

4年目では、就職組は工業・技術・農業のいづれかに分かれ、修了すると卒業証書がもらえる。大学進学組は、年に1回の全国共通試験を受け、進学先と専攻が決定する。

保守派(最高指導者ハメネイ師率いる宗教的原理派)が政治・司法を牛耳っている。そのため現状のイスラーム体制に不満がある優秀な学生は、欧米の大学・大学院に留学し、そのまま就職という、「頭脳の流出」が目立つようになった。







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