《中華人民共和国 / ジョンファ・レンミン・ゴンフゥグオ 〜 中華民國 / ジョンファ・ミングオ

廈門(中国)から小金門島(台湾)をみた
撮影場所:福建省、廈門

(2004年2月)

晴れた日は、こんなに近く見える
(廈門を背にして左側を望む)

小金門島(より中国大陸寄り)は、肉眼でハッキリ判るほど、中国大陸に接近した台湾領土である。距離は約4600m(小島なら約3500mm)しか離れていない。中国側も台湾側も、なにがしらの緊張感が漂う。廈門の海岸からは、中国人(大陸)は、島を指差しては何ごとかを声高に喋りあっている。

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(廈門を背にして中央を望む)

廈門からは、「小金門遊覧」等の遊覧船が出ており。小金門島から200mの距離まで接近するらしい。威嚇行為に近いが、台湾側は相手にしない、らしい。台湾側からもそれなりに中国へ近づく遊覧船が出ている。

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台湾側の金門島(見えない)と小金門島の間に「金門大橋」を建設する。計画では金門大橋は全長5.4km。今まではフェリーで渡っていた(20分間。橋が完成すれば5分間)。なんと廈門と小金門島を橋で結ぶ計画もある、とか(サングラス売りの、おっちゃんの話)

小金門島の南端
(廈門を背にして右端を望む)

金門島群は12の島からなっている。最も近い所ではわずか2kmしか離れていない。小金門島は、国民党政府蒋介石が台湾に撤退(1949年)する際に、最後まで死守した島である。国民党政府は台湾に撤退後、小金門島に多数の軍隊を駐屯させ、本土反攻の最前線となっていた。

1958年には44日間、本格的な「中台紛争」が起きた。それ以降も小競り合いが繰り返されている。

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中国側の「廈門国際会展中心」である
これは小金門島から、よ〜く見える
http://www.xmmandarin-seaside.com/japan/index1.asp

この施設には、コンベンションセンター、ビジネスセンター、リゾートホテル=厦門悦華会展酒店(アモイマンダリンシーサイドホテル)というホテル(5つ星)がある。カナダの設計会社の作品、とのこと。

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このマンション群も小金門島から、よ〜く見える。ただし海岸に面したマンションは、売り出し中なのか国策なのかわからないが無人!

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公共バスの中から撮影
「一国両制統一中国」

廈門側の中国共産党(人民解放軍)基地近くの、砂浜に沿った道路の横には、8枚の大看板「一国両制統一中国」この一文字は、10m四方というバカでかいもの、であった(1997年製)。これはさすがに小金門島からも見えた。

小金門島側には「三民主義統一中国」だがある。これは廈門からは見えなかった。








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