《イラン・イスラム共和国》

イラン第三の都市イスファハン。標高1,600m、平野部に属する。年間降水量は200mm程度と少ないが、街の東西を貫通するザーヤンデ川は「命を生み出す」という意味で、乾期でも完全に枯渇はしないらしい。

サファビー朝時代(1501-1726)の最盛期は国際商業都市として繁栄。当時の人口は約50-60万人ほど(最盛期には100万人?)。サファビー朝が滅亡し、ガーシャール王朝(首都テヘラン)の18世紀末には、人口5万人と激減したが、現在の人口は127万人。

イスファハンの人々は、マルコ・ポーロが書き記すには、「悪賢く強欲な人間が住むイスファハーン」と評判が悪い。イランの中でも、イスファハンの訛りは特徴があるらしい。

スィー・オ・セ橋 Si-o Se Pol
撮影場所:イスファハン、ザーヤンデ川

スィー・オ・セ橋 Si-o Se Pol

1602年完成(アッパース1世時代)。スィー・オ・セとは、33という意味。長さ300m、幅14m、33のアーチがある1層式の橋だが、欄干が高い。アーチの下も通路になっており、橋の両側にチャイハネがあり、客は好きなアーチ(の下)で、チャイを飲みながら、水煙草も楽しんでいる。

とっても涼しい♪








1997年5月撮影
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