《Republic of Yemen / al-Jumhuriya al-Yamaniya》

イエメン系ユダヤ教徒の家屋
撮影場所:アムラン郊外

(1997年)

窓枠を緑に塗っているのがイエメン系ユダヤ人宅

かつては門に「ダビデ」のマークを入れていた。だがイスラエルの極右政権(シャロン政権)による対パレスチナ強行路線により、パレスチナ人との抗争が激化すると、イエメン系ユダヤ人にも嫌がらせがたて続いている。

門扉にはヘブライ語の文字が…

門前にしゃがむ子供は、ユダヤ教徒の子供

特にパレスチナ武装組織「ハマス」の精神的な指導者ヤシン師殺害後、酷くなってきたようだ。そのため、地元イスラーム教徒との余計な争いを避けるために、ダビデの紋章は外しているとのこと(家主談)。

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家主父子
もみあげクルクル巻きは、ユダヤ教徒の証

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1949年、建国間もないイスラエル政府は、イエメン在住のイエメン系ユダヤ人に対して、「魔法の絨毯」と呼ばれるオペレーションを実行。飛行機(民間機)をイエメンに飛ばして、イエメン系ユダヤ人をイスラエルに移住させた。

イエメン系ユダヤ人は、主に銀細工職人に従事する者が多い。彼らがつくった精巧な細工は、ジャンビーヤなどに活かされている(いた)。

イエメンには、現在も数千人(諸説あり)のイエメン系ユダヤ人が住んでいる、と言われる。

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