《Republic of Yemen / al-Jumhuriya al-Yamaniya》

サナアの歴史は古く、少なくとも2000年前から存在していることが確認されている。伝説によると「ノアの息子セムがヌクム山(サナアの東)の麓に盆地をつくり、これが現在のサナア」、とされている。

バーバルヤマン(イエメン門)
撮影場所:首都サナア、旧市街

(2004年4月)

バーバルヤマン門

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(1997年)

バーバルヤマン門

旧市街は強固な城壁に囲まれている。旧市街を囲む城壁には、かつて5つの門があったが、1962年9月の革命により北イエメン共和国政府が成立すると、都市の再開発により城壁の一部が取り壊され、唯一イエメン門だけが残った。門は日没になると閉められたが、今は開きっぱなしである。

現存する城壁に囲まれた部分が旧市街で、伝統的なイエメン建築が立ち並ぶ。石と日干し煉瓦で造られたものだが非常に強固、丈夫。地震もないため、築300〜400年以上のものがほとんど、らしい。

1997年当時に比べると、城壁はすばらしく綺麗に補修され、西側=新市街(タハリール広場)方面の城壁の外にあるワジ(涸れ河)は、ピカピカの舗装道路になっていた。更に城壁に面した家々は、徹底的に補修されていた。

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旧市街で唯一残ったバーバルヤマン(イエメン門)をくぐると、広場がある。9時〜昼頃にかけて、野菜などの生鮮食品を売る「露天屋台」が並ぶ。その奥に迷路のような市場(スーク・アル・ミルフなど)が放射線状に伸びていく。

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早朝はのんびり〜とした風景









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