《United States of America》

タイトル:ユダヤ教、食の戒律(コシェル)マーク
撮影場所:ニューヨーク

左がKマーク、右がUマーク

2003年3月よりニューヨーク州では、商品に乳製品/乳製品が含まれているということを表す【U】マーク(○の中にU)が現れた。これらはクッキー、マクドナルドのハンバーガー、ホットドックなどにも付いている。因みに牛乳パックやチーズにも付いている。。

Kosher 認定を示す【K】マーク(※○の中にK)は、ペプシ、醤油(キッコーマン)などにまで付いている。食品を入れるための袋にも付いていたりする。

「U」も「K」もユダヤ教の食の戒律 Kosher(コシェル/コーシャー)のためのものなので、ユダヤ教徒以外には何の意味もない。このマークは、ユダヤ教律法学者《ラビ》の認定を経て、その食品に Kosher マークをつけることができる。

ニューヨーク州には多くのユダヤ人(ユダヤ教徒)が住むため、 Kosher マークが付いている商品が売れるようになる。各メーカーはこぞって、 Kosher マークを付けるようになる。この許認可でユダヤ教組織には、莫大な金(許認可代)が入るようになった。

ユダヤ教の食の戒律 Kosherは非常に厳格に決められている。ユダヤ人は Kosher 食品しか食べてはならない。

獣肉ではひずめが分かれていて反芻するものだけが食べられる(豚、カエル、馬、うさぎ、ラクダなどの肉は食べられない)。鳥は地を這うものはダメ(鶏は可)。ウロコとヒレのない魚介類・甲殻類は食べられない(エビ、イカ、タコ、ウナギ、カニ、貝類などはだめ)

また特徴的なタブーとして、「肉と乳製品の食い合わせ」についての規定がある。これは「乳製品を摂取してから30分経たないと肉類は食べられない/肉類を食べたら6時間経たないと乳製品は食べられない」というルール。

具体的に書くと、パンも肉類と一緒に食する時、パンの製造過程でミルクなど乳製品が入っていてはならない(そのためベーグルが考案された)。ハムとチーズの組み合わせとか、チーズハンバーガーなど論外。食後のコーヒーや紅茶にミルクを入れることは出来ないし、乳製品を使ったケーキ等も論外。

2003年3月から氾濫し始めた Kosher マークの目的は、誤って食することを防止する目的がある。だが本当の目的はニューヨーク州知事ジョージ・パタキ(共和党、ハンガリー移民)が再選を図るため、州内に住むユダヤ教徒の支持が欲しくて、便宜を図ったもの、と揶揄される。








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